生理痛
生理痛の原因
生理痛で悩む女性は多いことと思います。
これが毎月くるのはしんどいものですよね。
当院でも、そんな悩みを抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
さて、ひと言で生理痛といっても、その症状や、痛む場所や程度など、同じ女性であっても、やはり一人ひとり違いますよね。
ではなぜ生理痛は起こるのでしょう？特に大きな原因となっているのが
「プロスタグランジン」という物質です。
さて、このプロスタグランジンは子宮収縮ホルモンとも呼ばれ、生理直前から前半まで、急に増えます。そして子宮を収縮させることで、子宮から経血を体の外に出す役割を果たします。
しかし、この量が多すぎると収縮が強くなりキリキリとした痛みが発生し、腰痛やだるさ、冷えがひどくなります。さらに胃腸の動きにも影響を与え、吐き気や下痢の原因にもなります。陣痛のときの痛みもこのプロスタグランジンが原因です。
生理痛の対処法
ほとんどの人が薬を飲んで過ごしているようです。最近は女性が社会進出するようになり、生理痛で仕事を休む事なんかできないですよね。だから薬で抑えるしかありません。
でも本当にそうでしょうか？薬なしで生活できるようになる事は充分可能だと思います。
からだを冷やさない
まず第一に体を冷やさないことです。からだを暖めることで、生理痛の原因ともなるロスタグランジンを抑えることができます。
またおなかだけでなく、反対側の仙骨あたりをあたためるのも、効果的です。腹巻などもいいですね。
γ-リノレン酸をとる
実はライオン研究所の調査によると（歯磨きで有名なライオンね）
生理痛の起きやすい人は、体内のγ-リノレン酸量が少ないことが報告されています。γ-リノレン酸を摂ることで、生理中や生理前の不快な症状が緩和されることがわかっています。
γ-リノレン酸を多く含む食物は、魚類です。
また身体をあたためるような食事を心掛けてください。ちなみにお酒は種類に関係なく、からだを冷やしてしまいますので、なるべく控えてください。
ただし、唯一の例外は「たまご酒」です。
また、生理の1～2週間前から生理が始まるまでの症状は「月経前緊張（症候群）ＰＭＳ」と呼ばれています。こちらも是非ごらんください。
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