月経前緊張(症候群)PMS
月経前緊張(症候群)PMSとは?
ここ十数年くらいで、日本でも広く一般的になってきた言葉ですね。
生理前3〜10日間前後に起こる、身体や精神のさまざまな不調のことで、原因は女性ホルモンだと言われていますが、まだ詳しいことはわからないようです。
症状も様々ですが、女性であれば、体験したことがある方は多いのではないでしょうか?
以下は分かりやすいように「PMS」と呼びます。
PMSの症状
さて、ひと言でPMSと言っても、その症状はさまざまです。
簡単にまとめてみました。
体の症状
下腹部の痛み、腰痛、頭痛、肩こり、めまい、吐き気、
むくみ、便秘、ニキビなど。
精神的症状
イライラ・気分の落ち込み
集中力の低下
仕事ができなくなる
不眠・理由もなく突然泣きたくなる
過食
甘いものの食べ過ぎ
なぜPMSになるの?
いろんな説が流れていますが、女性ホルモンである
卵胞ホルモン(エストロゲン)とのバランス異常という説が一般的です。
さらに、最近では、感情に関わる神経伝達物質に、女性ホルモンが影響を及ぼしてるのではないかという説も出てきています。
また、PMSになりやすいのは、このタイプです。
あなたはいくつ当てはまりますか?
まじめで几帳面
完璧主義
負けず嫌い、自分に厳しい
執着心が強い
コンプレックスがある
自我が強い
我慢するタイプ、□普段は感情をあまり表に出さない
こだわり屋さん
たばこやお酒が大好き
5つ以上当てはまったら要注意です。
PMSをパートナーに分かってもらいましょう
一番近くにいて気兼ねのない、あなたの大切な恋人や旦那様に、こうした不安定な状態の自分をぶつけてしまい、ケンカになって、あとで後悔してしまう。あなたも、そんなやりきれない辛い経験ありませんか?
そして男性側も、こうしたパートナーの変化をどう受け止めていいのか分からず、困っている方もいるのではないでしょうか?
そうならないために、まずはあなたがPMSについての知識をしっかり身につけ、症状を軽くしたり、その時期を乗り越える工夫(あとで詳しく)をして、パートナーにも伝えておきましょう。
例えば
「私はPMSの時期はイライラしてしまいがちだから、あまり真に受けないでね」
「涙もろくなっちゃうけど、あなたを責めているわけじゃないから」
など、してほしい対応を前もって伝えておくのもおすすめです。
基本、男性は女性に優しくするDNAが組み込まれてますので、ちゃんと伝えれば、ほとんどの場合、大丈夫です。
PMDD(月経前不機嫌性障害)とは?
PMDDとは、PMSよりもさらに重い症状の現れやすい病気のこと"
PMSが起こる女性は、実に約80%と言われていますが、さらにそのうちの5%ほどが、PMDDと言われています。
症状は基本的にPMSと同じで、特にイライラ・憂鬱感などの精神的症状が強いです。
時には周囲の人とトラブルをおこしたり、暴力や薬物に手を出してしまったりするケースもあり。自殺を考えたりしてしまうといった深刻な症状があらわれます。
PMS改善法
食事での改善方法
カフェインやアルコールを飲みすぎない
カフェインやアルコールは、胸の張り、神経の緊張、不安症を悪化させてしまいます。
麦茶や杜仲茶などにはカフェインが含まれていないので代わりのドリンクとしておすすめです!でもいちばんのおすすめは、やっぱり水です。
塩分を控える
生理前は特に意識をして塩分を摂ることを控えましょう。
とくにスナック菓子などは、絶対に避けた方が良いでしょう。
生活での改善方法
睡眠と休養を十分にとる
PMSの時期は、ゆっくり休養を取ることを心がけましょう。整体やエステ、アロマテラピーなど、お気に入りの方法でリラックスし、この時期は思いきり自分をいたわってあげてください。
有酸素運動をする
有酸素運動をしている女性のほうがPMSの症状が軽くなる傾向がみられます。新陳代謝を活発にしてあげてくださいね。
また、辛い運動がイヤ!というあなたには、ヨガなどもおすすめです。
僕のヨーガの師匠の、佐々木先生の著書です。
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